夏も近づき、バイクの時期になりました。
僕が高校生の頃 (20年前) は空前のビックスクーターブームであり、ビックスクーターの人気が絶頂期でした。
しかし、2020年、現在は「125ccクラス」という小型限定普通二輪車が注目され、これまであまり目立たない存在だった「125ccクラス=原付二種」が異様な盛り上がりをみせています。
今回は125ccのバイクを乗るために必要である「原付二種免許」についての取得方法や取得までにかかる期間、費用などを詳しく解説していきます。
・免許取得までに要する期間
・免許取得にかかる費用
バイク免許について
バイク免許の種類
バイク免許には全部で7つの種類があります。
MT&AT 全車種 | |
原付免許 | 50cc以下 |
小型限定普通二輪免許 | 125cc以下 |
普通二輪免許 | 400cc以下 |
大型二輪免許 | 全排気量 |
【AT限定車種のみ】 | |
AT小型限定普通二輪免許 | 125cc以下のAT |
AT限定普通二輪免許 | 400cc以下のAT |
AT限定大型二輪免許 | 全排気量のAT |
僕がバイク免許を取得した当時はバイクのAT免許は存在してませんでしたが、現在は女性やスクーターにしか乗らないという人のためにバイクでもAT限定の免許があるんですね。
原付二種免許について
原付二種免許
小型限定普通二輪免許またはAT小型限定普通二輪免許を指す名称。125cc以下のバイクに限り運転可能な二輪免許です。取得可能年齢は16歳からとなります。
原付と原付二種の大きな違いは?
項目/種類 | 原付 | 原付二種 |
排気量 | 50cc以下 | 51cc~125cc以下 |
2人乗り | × | 〇 |
最高速度 | 30km/h以下 | 法定速度内 |
二段階右折 | 必要 | 不要 |
原付二種免許で乗って良いナンバープレートの色は?
分類 | 排気量 | プレート | |
原付 | 一種 | 50cc以下 | |
二種 | 51cc~90cc以下 | ||
91cc~125cc以下 |
ナンバープレートは排気量で決まります。
小型限定普通自動二輪免許を保有していれば、上記のナンバープレートがついた車両に乗ることができます。
黄色ナンバーとピンクナンバーの違いは?
適用される法律は同じ。大きく違うのは軽自動車税の支払う金額です。黄色ナンバーが2,000円、ピンクナンバーが2,400円です。
たった400円なら、ピンクナンバーに乗るべきだね。
原付二種免許の取得方法
原付二種免許を取得するためには以下の2つの方法があります。
①教習所に通う
教習所に通い、学科教習と技能教習を受けます。卒業検定に合格した後に、警察の運転免許試験場にて適性試験と学科試験に合格すれば取得できます。
②運転免許試験場で受験する
試験場へ赴き、学科・技能試験を受験し合格すると取得できます。
何度も運転免許試験場に行くのが面倒なので、普通の人はだいたい教習所に通います。
教習所で原付二種免許を取得するまでに要する期間は?
学科教習が26時間、技能教習が12時間。
※AT限定の場合は技能教習は8時間。
※普通自動車免許を持っている場合は、学科教習と技能教習が短くなります。
何も免許を所持してない場合
通学や通勤しながら、教習所を通っているとして、早い人で1ヶ月。遅くても3ヶ月もあれば多くの人が取得しています。中にはマイペースで半年以上かかる方もいるようです。
普通自動車免許保有している場合
小型限定普通二輪免許、AT小型限定普通二輪免許にするかで、技能教習を終えるのに1日は多くかかるものの、最短で2~3日間で技能教習終了。翌日、卒業検定を受け無事合格すれば、あとは試験場に行き、適性検査を受けて免許を貰うだけです。普通自動車免許をお持ちの方は1週間もあれば、原付二種免許を取得することが可能です。
原付二種免許取得の費用相場
原付二種免許を取得するまでにかかる費用はどの程度が相場となっているのでしょうか。
①教習所に通った場合
普通自動車免許を持っているか持っていないかで料金が変わってきます。
免許 | 所持免許 | 費用合計 |
小型限定普通二輪免許 | なし (原付) | 12~14万円 |
普通車 | 7~9万円 |
※AT限定の場合は1万円程度安い
②運転免許試験場で受験する場合
受験料 | 2,600円 |
試験車使用料 | 1,450円 |
再受験 | 4,050円 |
合格後の講習料 | 12,000円 |
応急処置講習料 | 3,900円 |
一発で合格すれば20,000円で免許を取得できます。
再受験すれば、4,050円が加算されていきます。10回、不合格になれば、免許取得に60,000円近くかかる計算になります。
まとめ
いかがでしょうか。
原付バイクの手軽さにバイク本来の走りの楽しさも存分に味わえる原付二種。
現在はスクーター専用のAT免許もあるので、誰でも気軽にバイクに乗りやすい時代になりましたね。
僕の職場にいる40代のおばちゃんも125ccのスクーターで毎日元気に出勤しています。
これから、原付二種免許を取得して、バイクを乗ろうとお考えの方はくれぐれも事故には気をつけて下さいね。